本日の試合はパワプロコラボデーということで球場の演出もパワプロで使われているBGMやパワター等が使われていました。
試合の方はというと、初回に4番の牧がツーランホームランを放つと、先発・平良が6回10奪三振1失点の好投。そこから入江→伊勢→山崎康の勝利の方程式を投入して2-1でDeNAが勝利。
暗黒時代の投壊が信じられないような、投手力のチームになった横浜DeNA。その分試合は淡白で面白みに欠けるけど…(嫉妬)
それは置いといて、今日は試合が終わってからが本番。なんとハマスタのグラウンドで自分の能力を査定してくれる「“リアルサクセス”プロテスト体験」に当選してしまったのだ。
ヤマヤスの好投を見届けいそいそと球場バックネット裏に向かい、受付を待つ。ホームのDeNAが勝ったということで試合後の演出もあり少し待っていざ入場。
晴れ渡った空とブルーのスタンドがとても綺麗だ。ここで先程まで選手たちが試合を行なっていたのだとか、東京オリンピックで侍ジャパンや女子ソフトボール日本代表が金メダルを取ったんだとかと思うと彼彼女らと同じグラウンドに立てたことにいたく感動した。
実は前日もリアルサクセスのイベントが行われる予定だったが、雨天中止になってしまっている。なので今日リアルサクセスができる200人は本当にラッキーな人間なのだ。
身体をほぐしたり、軽く走ったりして各々ウォーミングアップを済ませると、司会のスタジアムDJから説明があった。
評価はパワプロと同じく弾道、ミート、パワー、走力、肩力、守備力、捕球の能力を測定し、弾道は1〜4の4段階、それ以外はA〜Gの7段階で評価する。評価方法はそれぞれ基準があり、パワーであればスイングスピードの速さ、走力であれば50m走のタイムの結果…といったものである。
まずは①ミート・パワー、②肩力、③走力のテストを行い、②と③は次のノックのテストまでに済ませるようにというアナウンスがあった。
いよいよテスト開始、気合い入れていくぞ!
③走力(50m走)
まず最初に向かったのは50m走エリア。実は走ることは子どもの頃から大の苦手で、小学校の運動会から高校の体育祭まで、一度も3位以内に入ったことが無い。大人になってからも全力疾走したことなんてほとんどなく、特にコロナの巣ごもり生活になってからはかなり運動能力も落ちてしまった。なので一番嫌いな走力テストから済ませてしまおうという魂胆である。
内容としては3人並んで走り、タイムを計測するという方法。俺は真ん中のレーンになり、右隣は明らかにスポーツやってます的なお兄さん、左隣は年老いているが健康で身体はまだまだ動けそうな感じ。
いくら健康そうとはいえ、おじいちゃんには負けたくない。揃ってスタートラインに立ち、構える。バイトらしきおじさんがスターターだ。
「よーい、スタート。」気怠そうな声を聞いて一斉に飛び出す。あっ、おじいちゃん速い、おじいちゃん待って、おじいちゃん………。
結局おじいちゃんには約0.5秒差をつけられ最下位。評価は「E」を貰った。めちゃくちゃ温情査定だが、大城や小林より足が速い評価をもらえたので良しとしよう、うん。
②肩力
肩力の測定はシンプルに遠投。軟式球を投げて、距離の長さに応じてA〜Gの評価を受ける。
1人3回も投げるので、かなり時間がかかった。ずいぶん待たされてテストを受ける。
1球目!…リリースポイントが悪く低ーいボールに。
2球目!…うーん?
3球目!…目一杯空に向かってボールを投げる。これはいいんじゃないか?「40mです」。バイトの兄ちゃんに告げられ、淡々と「G」評価が与えられた。
①ミート・パワー
素振り3回のスイングスピードとトスバッティング6球の打球速度で計測を行う(弾道は目視で判定)。バックネットにティーバッティング用の設備が置かれ、さながらプロ野球の打撃練習のようだ。グループで来ている人も多く、トスバッティングの映像をお互い撮影していた。俺はいつものように1人で来たので、淡々とスイングを行い、弾道4、ミートE、パワーDというなんとも言えない評価を貰ってエリアを後にした。
ここからは後半戦。外野ノックと内野ノックを行い、守備力、捕球をそれぞれ査定する。
④守備力
外野ノックのルールは次の通り。ノックマシンが小フライを上げるので、スタート地点から落下点まで走ってキャッチできたら成功。スタート地点が遠いほど高い評価を得られる。チャンスは2球。
少し全体的に時間がかかってしまったので、既に日は落ち照明が点灯。ナイターでの挑戦となった。
1回目、まずは成功したら「C」の評価が貰えるスタート地点から挑戦。フライが上がる…全速力で駆け込みボールをキャッチ!だが足が止まらずそのまま転がるように倒れた。それでもボールは離さなかったので成功!「ナイスキャッチ!」と参加者からも褒めてもらい、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分だった。
2回目は「B」の地点からスタート。こちらも落下点まではいけたが照明とボールが重なり、グラブからポロリ。惜しい結果だったが、これまでで一番良い「C」評価を貰えたので満足だった。
⑤捕球
こちらは普通の内野ノック。6球受ける予定だったが、押しているためか3球のみ。
1球目をファンブルしてしまったが、後の2球はエラー無く処理できたので「B」評価という、ちょっとテキトーな感じで最後のテストを終えた。
帰りに横浜中華街に寄って青島ビールで乾杯。お疲れ様でした。
結果発表
弾道4、ミートE、パワーD、走力E、肩力G、守備力C、捕球B、守備位置は小学校の頃やってた一塁、外野(左投げなのでこれしかできない)
肩の大怪我からカムバックを果たしたベテランスラッガーって感じ。左の代打でどうですか原監督。
感想
プロ野球のグラウンドで野球ができた…!という感傷に浸る余裕もなく身体がバキバキ。翌日は身体がまともに動かなかった。(運動不足だねぇ。)特に外野ノックでダイビングキャッチをしたせいであばらを打ったみたいでまだちょっと痛い。それでも、久しぶりに身体を目一杯使って野球を楽しむことができたので大満足だった。
あと、パワプロで色んな選手をあーだこーだと査定しているが、いざ査定される身になるとやっぱり低評価を貰うのは辛い。かつて某選手の査定をした時に、その選手の関係者からブロックされたこともあった。コナミ社公式ならともかく、どこの馬の骨とも分からん人間にFだのGだのつけられるのは快くないことなのだろう。その点について頭に入れながら査定をやっていこうと思う。
最後に、やっぱり野球選手はすごい。毎日投げて打って走って守ってと、常人にはできないことを平然とやってのけるのだと改めて実感した。今年は巨人の成績が悪く、選手にかけるコメントも酷いものだが、今一度気持ちを改めて、リスペクトを持って見守っていきたい。(それでもあまりに弱かったら我慢できずに怒るよ)