ででん。というわけで北海道・蘭越で稲刈りを体験してきました。
きっかけは春に募集があったクラウドファンディング。リターンで秋に新米を食べられたらいいなーとboosterで検索をかけたらたまたま希望に一致したものを見つけました。
内容としては今年の田んぼの一口オーナーになることで、買った田んぼの面積に応じてリターンのお米の量が増えるというもの。
そして期間中は農作業を体験できたり、秋には新米でBBQをしたりすることができる…ということで、主催者と農家の方に連絡を取り、9月頭に稲刈り体験をさせていただくこととなりました。
旅程としては金曜日に成田から新千歳空港に飛び、小樽を経由して蘭越の手前の倶知安という街で一泊。土曜日の朝に電車とタクシーで目的地の蘭越の農場を訪れ夜に小樽に戻って一泊。日曜日は北広島のエスコンフィールド北海道で野球を見てまた東京に帰って翌月曜日から仕事という、なかなかタフなもの。でも結構いろんなところへ弾丸旅行をしてきたので、慣れたものです。
とはいえ、今回の旅はさらにタフに感じました。朝一の便で向かうので、台風の影響を避けるために成田空港近くのネットカフェで前泊を余儀なくされ、ネットカフェから駅へ向かうまでに大雨に降られ装備がグショグショ。空港では重量制限対策で慣れないゴム長靴と寒さ対策で持ってきたけど雨で濡れそぼったパーカーを羽織って搭乗口へ。そこからさらに電車を乗り継いで倶知安まで行ったので、なかなかにヘロヘロでした。
倶知安では、雄大な羊蹄山が出迎えてくれました。故郷の桜島を思い出します。
駅前のCorpで食料品や替えの靴下などを購入。かなり助かりました。
晩御飯は本当はスープカレーがよかったのですが、閉まっていたためちょっとおしゃれな中華料理屋さんで酢豚定食。
味はかなり良かったですが、ちょっと高かったですね。疲れもありホテルに帰ったら即爆睡。
そして土曜日の朝、倶知安から蘭越まで電車で移動。一両編成ながら頑丈そうな電車に揺られ30分。
そこからタクシーで5分ほどのところで農場に着きました。
農場主の佐々木さんの奥様の出迎えを受けて、納屋へ移動。ちょうど籾摺りという作業をしているところでした。
籾摺りとは、籾殼と米を分離し、玄米にする作業。写真右の乾燥機に入った籾を籾摺り機で玄米にして、写真左下の袋に入れていきます。
初めて見る機械に驚きつつ、佐々木さんと改めてご挨拶。とても気さくな方でした。
また、今回のクラウドファンディングを主催した会社の方2名も来てくださったところで、いよいよ稲刈りを開始です。
↑農薬散布等で使う農業用のドローン
コンバインの後をついていって今回刈る田んぼへ。まずはコンバインでの稲刈りを見学しました。
写真のような形でどんどん刈っていきます。
コンバインではロの字状に刈っていき、入れない部分は最後にコンバインを逆周りで入れて刈るか、手で刈ります。今回は写真奥の残っているところを刈っていきます。
コンバインの中がいっぱいになったらトラックに詰め、先ほどの納屋の乾燥機に入れます。乾燥にはだいたい24時間かけるとのことです。
午前中から見学と少しお手伝いもやったところでお昼休憩。奥様が新米を振る舞ってくれました。
モチモチとしてとっても美味しかったゆめぴりか。家に届くのが待ち遠しいです。ご馳走様でした。
午後からはいよいよ本格的に稲刈り。鎌を持って稲を刈っていきます。
左手で稲束を握って、右手で鎌の刃をスライドさせるように刈る。コツを掴めると、どこまでも刈れそうな気がしましたが、すぐに体力が尽きてしまいました…。やっぱり身体を動かすのは大変です。
また、コンバインにも試乗させていただきました。なかなかまっすぐ進ませるのが大変で、微妙に右、微妙に左を繰り返して、くねくねしながらなんとか一直線を刈れました。
その後は落穂拾いをしたり、トンボと戯れたり…
自然の中で貴重な体験ができました。
帰りは倶知安まで主催者様の車で送っていただきました。ありがとうございました。
小樽に到着して任務達成。お疲れ様でした。
今年も北海道の雄大な自然の中でリフレッシュすることができました。主催者様によると来年は田植え体験なんかも開催したいとのことなので、また訪れてみたいです。
ではでは…(エスコン編に続く)