今週は大きめの仕事をこなして、ホッと一息つける週末。
今日は、東京都美術館で開催されている岡本太郎展を見に上野までやってきた。
昼食をいつもの『ハリマ・ケバブ・ビリヤニ』で済ませて上野公園に行くと、広場では何やらお祭りが。
どうやら日本にパンダがやってきて今年が50年目らしく、それに合わせてのイベントらしい。
予約していた時間まではまだ余裕があったので、イベントを覗いてみる。
中では国産の生活用品や雑貨等を売っている市場のようなエリア、盆栽を飾っているエリア、そして屋台のエリアの3つに分かれていた。
市場エリアでは、燕三条の食器や1000円ポッキリの相田みつをの作品など興味をそそられるものばかりであったが、あんまり無駄遣いをしてもいけないので夏場酷使して臭くなったサンダルに代わる井草のサンダルを550円で購入して後にした…が帰ってサンダルを履くと全然サイズが合わず、結局お蔵入りとなってしまった。
盆栽エリアでは、様々な盆栽が飾られていた。
あまり盆栽には詳しくないが、この非対称性がいいのだろうか。
最後に屋台エリアを覗く。クラフトビールにイカ焼きと、秋晴れの青空の下で一杯やるのはたまらなく甘美に思えたが、この後の予定も考えて自重し、そそくさと東京都美術館へと向かった。
岡本太郎の作品は、「なんだこれは」の連続だ。
岡本太郎の作品は、前衛的で躍動感のある作品が多い。また作品の手法もキャンバスだけでなく、モザイク画や壁画、オブジェなど様々なものを使っており、多種多様な表現で岡本太郎という人間を表しているように見えた。
個人的に一番好きな作品は、『ノン』。
これは大阪万博の際、太陽の塔の地下で様々な民族の仮面とともに展示されていたという。大阪万博のシンボルとも言える塔の中にノン(non:フランス語で否定を意味する)を突きつける作品を置いたのは、岡本太郎の考える「対極主義」を表現する存在であり、「太陽の塔」と「ノン」の2つで1つの作品ではないかと考えさせられた。
岡本太郎のパワー漲る作品に圧倒されっぱなしで1時間半企画展示室をさまよい、ゴールの売店にたどり着く。
ここの目玉はそう、今年の紅白の主役になること間違いなしの巨人、タローマンのグッズである。
『タローマン』とは、2022年に突如NHKに現れた1970年代風の特撮モノで、タローマンというヒーローが『森の掟』や『太陽の塔』といった岡本太郎の作品たちとバトルを繰り広げるベラボーにでたらめな番組である。
個人的にはあまり特撮には興味無かったが、タローマンは別。グッズ売り場でタローマンの秘密が書かれたクリアファイルとタローマンカード、さらにタローマンのポスターまで買ってしまった。
家に帰ったらもう一回タローマンを1話から観ようと思いながら、上野を後にした。